転籍とは、元の企業との雇用関係を打ち切り、別の会社の所属となり新しい雇
用契約を結ぶ人事異動のことをいう。
企業がリストラや組織改編を行なう際に、関連会社や子会社などへの出向や転
籍が行なわれる。出向とは会社の命令で、子会社や関連会社、業務提携先など
で勤務することをいう。籍は出向元の会社に残り、業務の命令権は出向先にあ
る。転籍は籍も移り、雇用条件も新しい会社に従うため、本人と会社の合意や
労働条件の変化に伴う差額の補填などが問題となる。
転籍といっても、元の職場への復帰を前提とした期間限定の転籍や、一定期間
の出向を経てその後の転籍など形態が個別に異なるため、それぞれ細かく労働
条件の交渉を会社と労働者が納得した上で行われなければならない。就業規則
や出向・転籍規程に基づき行なわれる。
内定辞退とは、採用活動で会社が内定通知を出し、本人も一度承諾した就職
を、本人の都合で取り消すことをいう。労働法的に内定とは、求人への採用希
望者の応募によって雇用契約の申し込みが成立し、会社が内定通知を出したと
きにそれが承諾されたとする。さらに応募者が内定承諾書を出した時点で、雇
用契約が成立されたとする。よって内定辞退は一度成立した雇用契約を不履行
したことになる。しかし、就職の自由は憲法第22条で定められている「職業選
択の自由」に保護されておりこちらが優先される。通常会社から本人に賠償が
求められることはないが、入社直前に内定辞退した場合、本人のために行なっ
た入社前研修の費用や本人のために準備した備品の費用などが損害賠償の対象
になる場合がある。
募集要項とは応募者を募る際に用意する応募の条件や募集する内容の概要を記
載したもの。会社が求人を行なう際に作られ、その求人に求められる能力や待
遇などを記載する。その場合求人票とほぼ同義。
有効求人倍率とは、職業安定所(ハローワーク)に登録された有効求人数を有
効求職者数で割った数値のことをいう。
有効求人倍率は、完全失業率と並び日本を代表する雇用統計である。「有効」
の意味は、求人・求職ともに、職業安定所が受付を行なった翌々月末までを
「有効」とするためである。新規に学校を卒業するいわゆる「新卒者」に対す
る求人と求職はこの統計には含まない。有効求人倍率が1を超えた場合、求職に
対して求人が多いことを指し、労働市場が逼迫していることを意味する。日本
では長い間、1.0を割り込む状況が続いている。
履歴書(resume)とは、自分の個人情報や学歴、職歴をまとめた経歴書のこと
をいう。主に就職活動の際に応募した企業に提出する書類。
履歴書を書類選考の資料にする企業が多いので、履歴書の記載は慎重かつ適切
に行なわなければならない。写真はカラーのものを使うなど履歴書には一定の
記載ルールがあるので、それに従うのが無難だ。以前は手書きの履歴書がほと
んどだったが、最近はワープロで作成した履歴書が増えてきた。
履歴書の記載を偽ると履歴詐称となり、解雇の原因になるので慎重に記載した
い。